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『配色デザイン見本帳』ができました(その2)

いやもう、時間が経つのが早過ぎて、タイムスリップしてしまったかのような今日この頃。
暦の上ではディセンバーでございます。

前回の更新から立て続けに書くつもりでいたのに、kljwんklkdhbkんhbsjhばlwけdj…


というわけで、気を取り直して前回の続き。

『配色デザイン見本帳』は、MdNきっての敏腕編集者さんが取り仕切ってくださいました。

編集さんにも色んなタイプの方が(出版社によってもかな?)いらっしゃいます。

「まかせたー!!」と、どーんとまるっと投げてこられる方。

「これでお願いします!」と、ビッチリ文字数から構成からラフまで書いて渡してくださる方。

「○×△…ふじこふじこ…」と、何を言っているかわからない方…は、いたりいなかったり(; ・`д・´)


まあともかく、そんなさまざまな編集者さんがおられる中、この本の担当のIさんは特に企画部分をガッツリ詰めてこられる方です。

本の仕立て部分、「佇まいを作る」という感じでしょうか。

どんな本なのか、誰に向けた本なのか、ひとめでわかるような表紙やタイトルを作るのがとても上手な方なのです。この手腕で、次々に魅力的な本を生み出しておられます。

そのIさんが『配色デザイン見本帳』のデザイナーに選んだのが、株式会社コンセントの関口裕さんでした。
(表紙・中面とも)

関口さんが表紙に持って来られたアイディアは、「本棚」しかも「架空の本棚」というもの。

1226_r.jpg


えー?これを作るー????

しかもミニチュアで!


どどどどどどーやって??
と、思う間もなく、造形作家の関根研一さんにミニチュア作成が依頼され、どんどんと話は進んで行きます。

中身で苦悩する筆者(わたし)は、すっかり蚊帳の外でございました。

本棚図面_r

こんな図面もできてて、それぞれのパーツごとの細かい指示もあったようです。


ほえほえほえー。


んで、本当にこれがミニチュアの造形になったという。

実際の本の表紙の大きさよりふた回り大きいくらいでしょうか。

かーわーいーいー。

どのくらいのサイズかというと…

DSC05931_r.jpg

こんな!!!

わかりますでしょうか、これが本棚の下の方にある地球儀です。

めっちゃよくできてるー。

こんな感じで、時計も。開きかけの本も。
IMG_7746.jpg

植木鉢も。
IMG_4595.jpg

車も。そしてもちろん木目にこだわった本棚も。
IMG_1173.jpg

みーんなミニチュアで組み上げられたのです。

ほんとにすごい!!

本は表紙が「顔」ですから、どの本も力を入れているとは思いますが、特に今回のはすごい!と思ったので、ご紹介しました。

もし書店で見かけたりしたら、ぜひお手に取ってそのあたりも見ていただけると。

…ところで、この実物はどこへ行っちゃったんでしょうか。欲しい…(・´з`・)
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『配色デザイン見本帳』ができました!(その1)

本当にひさしぶりのブログ更新です。

003.jpg

『配色デザイン見本帳 配色の基礎と考え方が学べるガイドブック(MdN刊)』が、今月24日に発売となりました。そろそろ書店にも出回っている頃だと思います。


配色デザイン見本帳 配色の基礎と考え方が学べるガイドブック配色デザイン見本帳 配色の基礎と考え方が学べるガイドブック
(2014/09/24)
伊達千代

商品詳細を見る


著者として、なぜこの本を作ったのか。
あるいはどんな本なのか、少しずつここに書いていくことにします。
(いつものごとく、すぐに忘れてしまうので)

この本のいちばんの柱になっているのは、3章の『配色の実践』です。
本全体の3/4ほどのページをこの章にあてています。

『配色の実践』では、キーワードから配色を実践する方法を紹介しています。

こんな感じ。
003*

キーワードは、例えば『ノスタルジックな絵本の世界』や『グラマラスなコントラスト配色』『アジアのパワーあふれる配色』などなど。

「ナニソレ?」と、思われる方もいるかもしれません。

わたしもいち読者なら、「なんじゃこりゃぁあ!!! 」と、松田優作ばりに叫んでいるような気がします。




(だって・・・・・こそばゆい)




あ、言っちゃった。

まあでも、あえてそこを押し切って!これらのキーワードを盛り込んだわけです。

それはわたしの面の皮が厚いからではなく、人を煙に巻こうと思ったわけでもなく、夢見る少女(おばさん)ぶりたかったというわけでもありません。ほんとに。

配色って、本当に言葉にしにくいものなんですよね。

人に色のイメージを伝えるのは難しい。

「夕焼けの赤って、切なくなるような赤だよねえ」って、わたしが言ったとして(言うかな?笑)、そのわたしの思っている「赤」と、それを聞いた人のイメージする「赤」は同じとは限らないですよね。

疑い深いわたしとしては、全然違う「赤」をイメージしてるでしょ!むしろそれ、本当に「赤」?わたしの基準では紫とかオレンジとか、あるいはもう全然違う緑とかが見えてんじゃないの?と思ってしまいます(どんだけ)。

だって、人のイメージは覗けない。そしてわたしのイメージも人の頭の中に映し出すことはできない。

本当に色を共有しようと思ったら、分光計で測った色をデータで出すか、あるいはわたしの隣で同じ夕焼けを見てもらうしかないわけです。誰か見てくれますかね?笑

とまあ、色について、正確さやイメージの伝達をあまり考える必要がないなら、「そうねえ」と流してしまえる程度の話かもしれませんが、そこは一応デザイナーとしての肩書きをつけている以上、あるいは本や広告なんかのある種の表現に携わっている以上、一緒に夕焼けを見る以外の手段を考えなければならないわけです。

(分光計の測定についてはまた別の話として)

わたしがずっと取り組んでいるのは、色に限らずデザインについての考え方を言語化する、ということです。
これは、今まで出版してきた本でも同じです。

デザイナーはいかに人に言葉でそのデザインの意味や理由が説明ができるか、それは重要なスキルのひとつなんじゃないか。

難しいけど!

なので、その言語化を一通りやってみましょうこのわたしめが!というのが、このキーワードにつながっています。

パラパラと本を見てもらって、色だけを見て「こんな配色がしたかったんだよね!」って思ったら、そのあとで「へー、言葉だとこんな風に表現できる配色なのか」と思ってもらえるとよし。

逆に「〇〇なイメージにして」って言われたけど、そのイメージがわからん!という場合には、キーワードの中から近いものを探してもらって、「ほー、こういう配色のことか!」って思ってもらえるとまたよし。

いちばんお勧めなのは、「こういう配色には、こういうキーワードがつくのね。そしてそれはこういう理由なのね」という、イメージと言語の間のつながりについて、その考え方の部分をトレーニングしてもらうこと。


と、こういう思いが(暑苦しく)詰まってます。



写植の時代から伝えたいもの(中編)

『写植の時代』展の続きです。

打たせていただいた写植機は、モリサワ社製のMC-6というものだそう。

IMG_0834.jpg

レンズ部はこんな感じ。
奥のマシンガンみたいなところが全部レンズで、クルクルと回してサイズを変えます。

IMG_0837.jpg

IMG_0839.jpg

こちらはきれいにライトアップされた文字盤。
写研のファン蘭E(EFN)でしょうか?

写研もデジタルフォントが出たら、ぜひまた使わせていただきたいです。
待ち望んでいる方は多いでしょうねー。

------------

で、本題の伝えたいこと。

私は前のエントリに書いたように、まだ写植の時代にデザイナーになりました。
手作業や共同作業が多かったからか、はたまたデザイン料がしっかりもらえる景気があったからか、制作サイクルが長かったからか、いろんな理由はあるでしょうが、私がぺーぺーの時代には、先輩ががっつりと私を鍛えてくれました。

何度ADにラフを出してもダメで、最後にはゴミ箱に破って捨てられ、事務所にひとり残って泣きながらラフを作り直したり、頭普通にはたかれまくったり、何種類もの書体を1%刻みでコピーとって文字のサイズを調整したり、朝までデザインについて酒飲みながら熱く語られたり…。

ロットリングの手入れの仕方や、トィーザー(ピンセット)の尖らせ方、角をしっかり決める方法や、薄ハギして凹凸のない(影のでない)版下を作る方法、差し替え版の作り方、型抜き用の版下の作り方、パッケージの構造、色の見方や合わせ方、文字のサイズの計算方法、いいコピー悪いコピーの見極め、官公庁のコンペに勝つ方法、見積もりの作り方…などなど。

全部手取り足取り、時間をかけて教えてもらったんです。
事務所にもいつも音楽があり、人がひっきりなしに来て、電話がしょっちゅう鳴って、時には怒声(私や私のようなアシスタントがいつも怒られてる)も飛び交う。
なかなかにぎやかな環境でした。

でも、そのあとMacがデザイン事務所にわーっと入ってきて…、いやむしろ、わたしが社長や上司をけしかけて、「これからはMacです!」とかえらそうに言ってですね、導入をどんどん進めたんです。

MacやIllustratorが大好きだったので、一人でMac独占して作業できるのが楽しかった。

で、昼も夜も忘れて仕事してて、ふと気づいたら、私の先輩はみんないなくなってました。

写植屋さんも、版下屋さんも、カンプ屋さんも、精密図版屋さんもだんだんといなくなって、代わりに会社には私よりも年下で、版下なんて作ったことない、でもIllustratorはすごいテクニック、みたいな部下の人数が増えてました。

PageMakerからQuarkへ。
ポジフィルムはスキャンしてPhotoshopで加工して。
印画紙出力から製版フィルム出力になり。

ページ物からカラーの広告まで、Mac一台あればできるようになり、私も自宅で個人の仕事を引き受けられるようになり、いろんなお仕事をいただいて、まあそれなりに頑張って働いて。

元いたデザイン事務所も、仕事をよくお願いしていたDTP会社も、代理店や出版社も、ふと見るとみんな黙々と自分のMacに向かって作業する人ばかりになりました。

で、30才を過ぎた頃、「あれー?」と思ったんです。

私はいっぱいいっぱい、いろんなことを教わってきたのに、私は何か下の世代に伝えたことがあっただろうか?
ちゃんと教わったことを継承できてる?

全然でした。なんにも。

しかも私たちが一番頑張らなきゃいけなかった時代に、どこをどう失敗したのか制作費はダダ下がり、デザインしててもまったく儲からんことになってました。

あらあらー。

まあ、だからどうしたらよかったのか、それは今でもわからんのですが、とても失敗したなーという気持ちにはなりましたね。

そこから、DTPと印刷とデザインを教えるスクールの立ち上げに関わったり、デザイナーのためのテキストを作ってみたり、本を出してみたり…という、今の私の仕事につながっています。

これはたぶん『写植の時代』展のコンセプトとは少し違う話ですね。
でも、似ているというか、ちょこっとリンクはしている。
だから私は今回、どうしてもこの展示を見に行きたかったし、主催の大阪DTPの勉強部屋の方々とお話ししたいなーと思いました。

つい熱くなって、またまた長くなりました。
もうひとつの大阪行きの目的は、また次のエントリで。

写植の時代から伝えたいもの(前編)

前のエントリをようやくアップしたのは、このエントリを書きたかったからです(; ・`д・´)

おととい、昨日と大阪へ行ってまいりました。
目的は3つ+α。


1つめは、大阪DTPの勉強会の第10回「はじめての正規表現」への出席。
残念ながら午前中にどうしても外せない用があったために、途中からの参加です。

タイトル通り、正規表現て?というところから解説して(たぶん。最初の方見てないので)いただき、道広勇司さんのお話は楽しくそしてとてもとてもわかりやすかったです。ありがとうございました。

このステップアップ版が東京で開催されるとのことなので、ぜひ参加したいと思います!

よく考えたら、サーバの勉強とかのときに、正規表現もやってたんですよね。
すぐ忘れるから、いつも新鮮!Σ(゚д゚lll)
というか、すみません…。



2つめの目的は、「写植の時代」展

Web-title2_430.jpg

写植ってご存じない方も多いでしょうね。
「しゃしょく」と読みます。

「写真植字」の略で(たぶん…)、ガラス板にプリントされた文字に光をあてて、レンズを通じて文字を拡大縮小し、印画紙に焼き付ける印字方法です。

いまは印刷物を作ると言えばDTP、コンピュータを使いますが、私がデザイナーになりたての頃はこの写植を使った印刷物の作成が主流でした。

デザイナーは仕上がりをイメージしながら原稿に、書体やサイズなどを記入して写植屋さんに渡します。
写植屋さんは「写植機」と呼ばれる機械(いろんな種類がある)で、指定通りに文字を打ってくれます。

指定通り、と書きましたが、実際には「左右揃え」とか、「ツメ」「ツメツメ」とか、「両端00mmで揃える」とか、「カンパコ」とか、そういうまあ言ってみればアバウトな指定をしておくとですね、とーってもきれいに組版してくれるんです。

(ぺーぺーだった私は、写植屋さんに「こんな指定じゃできません!」と怒られたことも多々…^^;)

写植屋さんの仕上がりを受け取るのは、私にとってはドキドキする(指定ミスは何度も…><)とともに、本当に楽しみな瞬間でした。

写植は高かったので(A4くらいのサイズいっぱいに打ってもらうと、2,3万円。1文字でも3,000円とか)、いろんな書体や組み方を試す訳にも行きません。
頭の中で、「この書体でこの紙面にこんな風に配置したらいいかな?」と、何通りも想像し、その中から1つだけに絞り込む(ポスターのキャッチコピーとか、そういうものはカンプの段階からいくつか書体を頼むことができましたが)わけです。

当時は色もすべて「製版指定」で入れましたから、文字も想像、色も想像、仕上がりは自分の頭の中だけにあって、他の人に始めてみせるのが最終的な印刷物。だったんですよね。

で、写植屋さんからの仕上がりが、思った通りだったり、思ったよりもきれいに決まっていたりすると、ほんとーーーーーーに嬉しかったんです。

何でしょうね、パズルゲームの正解を見つけ出したような、すっきり感。

まあそれもこれも、写植屋さんのもつ組版の知識と技術があってこそ。だったのですよ。

変な話、デザイナーが組版あんまりわかってなくても、写植屋さんが何とかしてくれてました^^;
だからおかしな組版の印刷物ってあんまりなかったんですよね。たぶん。

今回の「写植の時代」展は、そんな写植屋さんの持っていた知識や技術のうち、今のDTPの時代に受け継ぐべきものがたくさんあるんじゃないか?というコンセプトで開催されたもの。

実際に写植機を動かしておられた方たちが、実際に動く(!!!)写植機を使っていろーんなことを教えてくれる、本当に貴重な貴重な場です。

私も写植機を打たせていただきました!
完全な手動!!!
すごいよこれー。一生懸命覗き込んでますが、仕上がりは現像してみないとわからんのです。

Al7n32WCEAArst8.jpg

写真お借りしました^^

私がやってると、昭和よりさらにさかのぼって大正|明治みたいですけど…(正規表現っぽくw

「1H」のH=歯が、なぜ「歯」なのか。
この体験をしたら、すっごくよくわかります!

打上ったのはこちら。

IMG_0840.jpg

文字サイズを1文字ごとに変えたので、ベタですが、文字送りも毎回計算です。
大変。でも楽しいー。

ちょっと長くなりそうなので、後半に続く…

あ、でも、これを読んで興味を持った方がいたら、急がないとこの展示は明日までですよ!!
行きそびれないでくださいねー。

page2012へのご参加ありがとうございました

少し時間が空いてしまいましたが、ご報告。

3月8日のpage2012の「デジタルワークフロー・ソリューションZONE」にて、「Photoshop時短テクニック」というテーマでお話させていただきました。

このブースはとにかく人気で、朝からラストまでずっと満席状態。
私がたどり着いたときも、鷹野さんのセミナーに立ち見の輪ができていて、どこから近づいていいかわからなかったくらいでした。

半分近くの方がすでにCS5をお使いだったこともあり、もう少し突っ込んだ内容でもよかったかなーというのと、えらい緊張して顔が恐かったらしいので、以降気をつけます(;´Д`)

私も他の方のセミナーをいろいろ…というか、全部見たかったのですがスケジュールが調整できずにほとんど見られませんでした。魅力的な内容が盛りだくさんでした!


主催のアドビカラーを意識してみました
ステージ裏です。
着物で行ったので、帯にインカムのスイッチをつけました。


プロジェクタでデモ
たくさんの方に来ていただき、最前列の砂かぶり席には見知ったお顔も…^^
後日「見てたよ」と言っていただくこともあり、アドバイスもいただき、本当に感謝感謝です。

機会をあたえてくださった、InDesignの勉強部屋YUJIさまにも、改めてお礼申し上げます。
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