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『配色デザイン見本帳』ができました!(その1)

本当にひさしぶりのブログ更新です。

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『配色デザイン見本帳 配色の基礎と考え方が学べるガイドブック(MdN刊)』が、今月24日に発売となりました。そろそろ書店にも出回っている頃だと思います。


配色デザイン見本帳 配色の基礎と考え方が学べるガイドブック配色デザイン見本帳 配色の基礎と考え方が学べるガイドブック
(2014/09/24)
伊達千代

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著者として、なぜこの本を作ったのか。
あるいはどんな本なのか、少しずつここに書いていくことにします。
(いつものごとく、すぐに忘れてしまうので)

この本のいちばんの柱になっているのは、3章の『配色の実践』です。
本全体の3/4ほどのページをこの章にあてています。

『配色の実践』では、キーワードから配色を実践する方法を紹介しています。

こんな感じ。
003*

キーワードは、例えば『ノスタルジックな絵本の世界』や『グラマラスなコントラスト配色』『アジアのパワーあふれる配色』などなど。

「ナニソレ?」と、思われる方もいるかもしれません。

わたしもいち読者なら、「なんじゃこりゃぁあ!!! 」と、松田優作ばりに叫んでいるような気がします。




(だって・・・・・こそばゆい)




あ、言っちゃった。

まあでも、あえてそこを押し切って!これらのキーワードを盛り込んだわけです。

それはわたしの面の皮が厚いからではなく、人を煙に巻こうと思ったわけでもなく、夢見る少女(おばさん)ぶりたかったというわけでもありません。ほんとに。

配色って、本当に言葉にしにくいものなんですよね。

人に色のイメージを伝えるのは難しい。

「夕焼けの赤って、切なくなるような赤だよねえ」って、わたしが言ったとして(言うかな?笑)、そのわたしの思っている「赤」と、それを聞いた人のイメージする「赤」は同じとは限らないですよね。

疑い深いわたしとしては、全然違う「赤」をイメージしてるでしょ!むしろそれ、本当に「赤」?わたしの基準では紫とかオレンジとか、あるいはもう全然違う緑とかが見えてんじゃないの?と思ってしまいます(どんだけ)。

だって、人のイメージは覗けない。そしてわたしのイメージも人の頭の中に映し出すことはできない。

本当に色を共有しようと思ったら、分光計で測った色をデータで出すか、あるいはわたしの隣で同じ夕焼けを見てもらうしかないわけです。誰か見てくれますかね?笑

とまあ、色について、正確さやイメージの伝達をあまり考える必要がないなら、「そうねえ」と流してしまえる程度の話かもしれませんが、そこは一応デザイナーとしての肩書きをつけている以上、あるいは本や広告なんかのある種の表現に携わっている以上、一緒に夕焼けを見る以外の手段を考えなければならないわけです。

(分光計の測定についてはまた別の話として)

わたしがずっと取り組んでいるのは、色に限らずデザインについての考え方を言語化する、ということです。
これは、今まで出版してきた本でも同じです。

デザイナーはいかに人に言葉でそのデザインの意味や理由が説明ができるか、それは重要なスキルのひとつなんじゃないか。

難しいけど!

なので、その言語化を一通りやってみましょうこのわたしめが!というのが、このキーワードにつながっています。

パラパラと本を見てもらって、色だけを見て「こんな配色がしたかったんだよね!」って思ったら、そのあとで「へー、言葉だとこんな風に表現できる配色なのか」と思ってもらえるとよし。

逆に「〇〇なイメージにして」って言われたけど、そのイメージがわからん!という場合には、キーワードの中から近いものを探してもらって、「ほー、こういう配色のことか!」って思ってもらえるとまたよし。

いちばんお勧めなのは、「こういう配色には、こういうキーワードがつくのね。そしてそれはこういう理由なのね」という、イメージと言語の間のつながりについて、その考え方の部分をトレーニングしてもらうこと。


と、こういう思いが(暑苦しく)詰まってます。



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『ウェブデザインのつくり方』

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『ウェブデザインのつくり方、インターフェースデザインの考え方』

(このブログデザインだと、タイトルが全部入り切らなかった…( ̄。 ̄;))

あの矢野りんさんの新刊です。

私が編集をお手伝いさせていただき、弊社にてDTPもやらせていただきました。

企画とこの(長いけどわかりやすい)タイトルは、版元の敏腕編集者さん。

カバーと中面のデザインは、私の著書も多数お願いしている、佐野久美子さん。
キャッチーでありながら、シンプルで上品という、さすがのデザインです。

発売と同時に売れ売れらしく、Amazonでもすぐに欠品→補充という感じだそう。
よかったー。

これまでの紙から派生したようなデザインメソッドではなく、ウェブやスマフォ独特のコミュニケーションであったり、インターフェースとしてのデザインに求められるものであったり、モジュール・ユニットといった考え方であったり、を解説、指南してくれる本です。

見た目だけじゃない、デザイン。

という感覚は、なかなか説明しづらいものだと思うのですが、そこはさすがの矢野さん。
図や楽しいイラスト、そして実際のウェブやスモールコンテンツ(スマフォやアプリ)などの例を交えることで、誰にでもわかりやすく仕上がっています。

ウェブデザイナーさんはもちろん、プログラマーさん、ディレクションに携わる方、クライアントに当たる方、グラフィックデザイナーさん、いまのクリエイティブに関わる方はみんな、なにかしらの勉強・ヒントになると思いますので、ぜひご一読を。

実はこの本の中面デザインの3度目くらいの打ち合わせが、3.11でした。

版元の編集さん、デザイナーの佐野さん、そして私の3人で、半蔵門の出版社のビルの会議室。

だいたいの方向性が見えてきたかなーというくらいのタイミングで地震発生。

これまでに経験したことのない激しく長い揺れ、上の階からはモノの倒れる音と悲鳴が聞こえ、3人で会議室の大きなテーブルの下にもぐりました。

しばらくして、上の階から出版社の社員の方が次々降りてきて、とにかく外へ。とのこと。

カバンは持って出ましたが、打ち合わせの資料などはすべて会議室に置いたまま…。

近くの公園に避難し、続く余震におびえつつ、携帯やワンセグ、ラジオなどで情報を得ました。

そして歩いて帰宅。

打ち合わせしたはずの内容は、かなり私の頭からは飛んでしまっておりました。



無事出版できて、本当によかったです。

私にとって、忘れられない一冊になりそう。

内容の面白さや、矢野さんの考え方に感銘を受けた話などは、また次の機会に回します。
(すみません)

『ユニバーサルデザイン実践テクニック51』

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『グラフィックデザイナーのためのユニバーサルデザイン実践テクニック51』

私が編集をして、弊社で中面のデザインとDTPをやらせていただいた本です。

著者は、東京大学・大学院工学研究科デザイン・イノベーション社会連携講座研究室特任教授(長い…)でもあり、トライポッド・デザイン株式会社、トライポッド・プロダクツ株式会社の代表取締役でもある、中川聰さん。

カバーデザインは、私の大大大大ー好きなブックデザイナー、寄藤文平さん。

また、本の中で使用されている図版のほとんどは、トライポッド・デザイン株式会社のとてもとても優秀なデザイナーさん達の力作です。

本書のテーマは、タイトルの通り、グラフィックデザイナーが知っておいた方がよい、ユニバーサルデザインの知識やノウハウ、考え方などです。

「ユニバーサルデザイン」と言うと、ちょっと堅苦しく、「文字は大きく」「微妙な色は使わない」といった制約ばかりが先に立ってしまいがちですが、中川先生の考え方はとてもスマートなものです。

・どんな人に見てもらいたいのか(見てもらわなきゃいけないのか)

・対象者の8割が正しく読めればよい

・できるかぎり対象者に見てもらい、一緒に考える

・これから考えるべきは高齢のユーザー(日本の人口の約半数が高齢者)

・視覚しょうがいのある人に見やすいグラフィックは、誰にでも見やすいグラフィック

・美しさやかっこよさと、UDとは相反するものではない

などなど。

そして本書では、実際にどうしたら、より見やすく、伝わりやすいデザインになるかを、豊富な実例と共に51のテクニックとして紹介しています。

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これからは、公共的なグラフィックだけでなく、企業ももちろんWeb業界でも、ユニバーサルな観点というのは欠かせないものになるでしょう。

特に若いデザイナーさんに見ていただきたい一冊です。
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