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デザイン料の交渉

IMG_0282*

私がデザイナーになったのは、ん十年前。
バブルのはじけるちょうど直前くらいのタイミングでした。

その頃は見習い〜駆け出しでしたので、予算やデザイン料のあれこれを詳しく聞かせてもらえるようなことはなく、ただひたすら先輩たちの仕事をいかにぶんどるか、ひとつでも多くプレゼンに出せるように社内コンペをどうやって突破するかを考えてばかりの毎日だったように思います。

とは言え、広告を専門にしていた私の就職先のデザイン会社では、予算の桁が今よりも1つ多かったかもしれません。その分なのかどうなのか、接待も頻繁でしたし、代理店へのキックバックなどもあったような…(遠い目)。

までも、当時と今とで変わらないのは、デザイン料というものの曖昧さではないでしょうか。

著名なデザイナーさんが手掛けた、でっかいクライアントのでっかいキャンペーン広告なんかを目にすると、「あー、ものすごいデザイン料が動いてるんだろうなー」とはわかっても、それが10万でも、100万でも、1000万でも、1億であっても「そーなのかー」と、それなりに納得してしまいそうです。

原価のあるものじゃなし。

人件費で割り切れるものでもなし。

デザインの値段って、本当に難しい。そう思ったのは、フリーランスで仕事をするようになって、見積もりや請求書を自分で作るようになってからです。

高過ぎると仕事もらえなくなりそうだし、安過ぎるとなめられちゃいそうだし(生活も苦しくなるしw)。

でもま、私の場合、基本は「言い値」です。
見積もりも「どうしても」と言われれば、踏ん張って出しますが、そうでなければ「ご予算は?」と先に聞いてしまいます。あからさまに赤字になって、なおかつ仕事の内容もこちらのメリットがなければ、お断りすることもありますが、そうでなければ価格交渉もしません。

ええかっこしいなのかもしれませんが、数字に弱い上に先を見通せない性格なので、金額の交渉なんてものすっごい面倒なんです。
その時間、仕事してた方がいいやと思ってしまいます。
(それでいろいろと周囲に怒られることもあるんですが)

で、そんな私の話はどうでもよくて(えええ、ここまで書いといて?w)、先日お会いした某・超有名デザイナーさん(仮名Aさん)のお話。

Aさんは、いま本当に売れ売れで、作品を見ない日はないというくらい、たくさんのお仕事をされています。

そんな方ですから、さぞかしデザイン料もお高いのでは…?と思いきや、

「言い値でやります」とのこと。

まあ!そんなこと言われたら、予算のない仕事もどんどん持ってきちゃいますよ!と思いましたが、そこはそれ、やはり仕事はある程度選んでいらっしゃるようで(当たり前)。

「ちょっとでも嫌な気持ちがする仕事は、それとなく断ります。後ろ向きで仕事しても、いい結果は出せないだろうから」とのこと。

実際、私はそのとき、都合2つの案件を持参して行ったのですが、うち1つはとーっても遠回しに断られましたw
(全然嫌な感じではなく、です。念のため)

「だって、高い値段を提示しちゃったら、仕事来なくなるでしょ?」

と笑いながら言われましたが、たぶん高くてもその方に頼みたいと思っている人はたくさんいるはず。うん。

「ただ、自然に単価は上がってます。昔より」

ひょー。そーなんですか!

「7,8年前に○○(某メジャーな企業の広告)をやってから、どーんと上がって…」

ふむふむ。頼む側のグレードが上がったってことですかね。

「事務所をきれいにしたら、さらに上がった(笑)」

!!!そこか!!!

確かに、素晴らしい立地のオフィスに、レトロなインテリアがいい雰囲気でした。

もちろんもちろんもちろんろん、Aさんの場合は、いいお仕事を継続してやっておられることが、単価上昇の理由の一番だということが、大前提です。私が仕事をお願いしに伺ったときも、こまい仕事なのに驚くほど一所懸命考えてくださいました(見た目の話だけでなくもっとふかーくふかーく)。

んでも、やっぱり自分をプロデュースする力って、ある程度必要なんでしょう。事務所やスタッフや名刺や…もろもろ。
その方の場合は、ご自身ではなく、周囲の方がうまくマネージメントされているのかもしれません。

弊社も少し考えないとー。
イマドキWebサイトもないなんて、あり得ないっ…(汁

請求書も上の写真のように、文具屋さんで普通に売ってる複写式のものを、ん十年前から使い続け…。
数字に弱いので(しつこい)計算間違いも多発(!)なのに、なかなかデジタル化できないんです。

むーん。

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No title

自分をプロヂュースする力
に、うんうんとうなずきます。
そうですよねー。
 事務所をきれいに、
 素晴らしい立地
 レトロな家具
どれもほど遠いですが、
いい仕事を継続していくこと、が大事
というお言葉に、さらにうなずきます。

しっかし、昔は「企画料」というすばらしい費目があり、
総額の10〜30%はいただけましたよねー(遠い目)。
30%なんて、今じゃありえません(笑)。

No title

エクセルの請求書のひな形を作ってあげたい。
いや、今すぐに送ってあげたい。

デザイン性には自信はないが。

激しくうなづき

コンペは受けず
いつも言い値で仕事やってま〜すw

まぁ義理人情なちっこい仕事ばかりだけれど
自分がやりたい、このクライアントさんの力になれる
仕事ができているのは幸せなのかな。

自然と上向くようなお仕事の積み重ね、あこがれますね。

寅子しゃん

ありましたねー。企画料。

あと、進行管理費とかって名目で、全体の15%くらいを書いて、その上各外注費にもそれぞれ15%くらい乗せてたような気がする。

これ、今もあるのかな???

めぐねえたん

あうあう、ぜひ作ってもらいたい…けど、使いこなせる自信がないw

かつてはFileMakerで作ってみたり、最近はBentoとか動かしてみたりするんだけど、管理の方がやばいのよね。

経理ソフトも導入したことも…(某メーカーとタイアップ企画で頑張ってみた)

税理士さんにちゃんと送れるデータができれば、たぶん喜ばれると思うんだけど。

むーん><

yamadama*たん

Aさんも、自分がやりたい仕事ができてれば、たぶん金額はどうでもいいんだと思う。

びんぼーな私ですら、やりたくない仕事はいくら積まれてもやりたくないと思うもんね(あんまりないけどw)。

yamadama*たんが、やりたい仕事できてるって、すっごい「成果」なんだと思うだじょ。

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